インドア派。

日常のメモ書き

トマトうまいからえらいよ


「散歩いくけどお前もくるか?」

目が覚めて体を起こす。いつも通りにパソコンに向かうわけだがどうにも視点がぐらつく。ああふらふら、等となんとなーく考えている間の誘いだった。普通ならば親子水入らずで出かけてもらう所なのだろうが、生憎とふらつく頭では"考える事"などは高度なものの為に、ほいほいっ、などと二つ返事を送り返してしまった訳で。

何の誘いかと言うと、友人からベビーカー押しながらの息子さんを連れての散歩に誘われたのだ。まあ、こんな機会でもないと外に出ないので丁度良いかと思う事にした。
蛇足だがどれくらい頭がふらふらしていたかと言うと寒い。なんでか寒いのだ。外は春の陽気も少しずつ顔を見せ始め気温は20度周辺と非常に快適であったはずだが寒い。猛烈とまではいかないが、寒い。明らかに体が過剰に熱を欲している。寒い寒い寒い。おまえのいまはどうよ?と聞かれたならばこれは、間違いなく、私の今は、体調が悪い。と答える。
まあー、太陽の光もろくに浴びず過ごしていればそれ相応に体調も悪くなっていくだろうなと思考転換することにして、若干の服を着込んで体を暖めることにしたー。しかしこの時期に上着にロングマフラーは我ながらダメだろう。どうダメって手袋までぴっちり装備している部分も含めてダメ。世間的にはアウトだ、と思ってはいた。まあ、人間何かをやらかすからにはそれ相応の事情があるんですよー、と心の中で一言付きながら玄関のドアを開けたのだった。

これが合流した3人から大不評の総スカンですよ、「暑くないの?」「おかしいて」「おまえのいまはだめだろ」ですよ。ああどうでもいいが後半二つは同一人物が発した言葉である。満一歳にも満たない彼らの息子ですら私を一目眺めながら頭の上に大きめのクエスチョンマークを二つほど並べていた。

さてここから肝心の散歩に入るのであるがそりゃぁー散歩は散歩と言うからには、普通ーに近所を歩いて、普通ーに適当な通りに入って行き、普通ーに公園を抜け、その後は普通ーに帰路に着いた。なんの変哲も無い散歩らしい散歩をしてきたわけだ。
知らない間に裏通りに新しい家が建っていたり何処其処の急ーな坂を降りる時にローラーブレードでコケただのの昔話を聞いたり大きめのハチと遭遇したり八百屋の野菜が安かったり一部の通りの歩道が狭すぎだったりと何処も彼処も敢て特筆するべき部分は無い。
よってこの話にはオチは、ない。


体調のお陰で、恥ずかしながら家の前まで送ってもらった。挙句トマトまで頂いた。部屋に戻って、冷蔵庫の野菜室に放り込んで、それから一眠りした。


夜中。かちゃかちゃとキーボードを叩く。日光浴が効いたのか、僅かな森林浴が効いたのか、少し動いたのが効いたのか、或いは全て効果があったのかは定かではないが体の調子は元通りのヒキコモリ体勢に戻っていた。
そういえば、とごそごそと冷蔵庫をまさぐりに行く。流水に浴びせて赤い果肉に噛り付く。買った場所は何せ車がとっかえひっかえビュンビュン走り回る表通りにある八百屋、排気ガスも目一杯吸い込んだだろうが、表に並んでからも太陽をたっぷり浴び続けた少し小ぶりでみずみずしい、柔らかくて甘いトマトであった。
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  1. 2006/05/18(木) 04:52:35|
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